小型冷凍庫の電気代は、現行機種の例では月300〜400円台がひとつの目安です。
ただし、容量が小さいほど必ず安いわけではありません。
購入時は本体サイズだけで判断せず、まず必要容量を決め、その容量帯で年間消費電力量(kWh/年)を比較することが大切です。
数十円〜100円程度の月額差だけを理由に、必要な容量を削ると使い勝手で後悔しやすくなります。
小型冷凍庫の電気代は月いくら?
現行の小型冷凍庫3機種について、年間消費電力量から電気代を計算すると次のとおりです。
| 機種 | 容量 | 年間消費電力量 | 年間電気代目安 | 月額目安 |
|---|---|---|---|---|
| Haier JF-U3A | 33L | 114kWh/年 | 約3,620円 | 約302円 |
| COMFEE RCD40WH1JP(E) | 32L | 140kWh/年 | 約4,445円 | 約370円 |
| Haier JF-U6A | 60L | 146kWh/年 | 約4,636円 | 約386円 |
33LのJF-U3Aと60LのJF-U6Aを比べても、月額差は約85円です。
容量は約1.8倍ですが、電気代は単純比例していません。
月300〜400円台を目安にしつつ、機種ごとの年間消費電力量を確認しましょう。
ズボラオヤジの簡単解説①
月100円前後の差なら、容量を削るメリットは小さいですね。
必要容量を先に決める方が合理的です。
小型冷凍庫の電気代はどう計算する?
年間消費電力量から計算する
年間電気代は、次の式で計算できます。
年間消費電力量(kWh/年)× 電気料金単価(円/kWh)
たとえば年間消費電力量114kWhのJF-U3Aなら、114×31.75円=3,619.5円です。
年間約3,620円、12か月で割ると月約302円になります。
この記事では31.75円/kWhで試算しています。
実際の料金は電力会社、契約プラン、地域、設置環境、使用方法などによって異なります。
定格消費電力Wだけで判断しない
定格消費電力(W)は、運転中の消費電力を示す数値です。
冷凍庫はコンプレッサーが動いたり止まったりするため、W数だけでは1年間の電気代を判断しにくい面があります。
年間コストを比べるなら、製品仕様に記載された年間消費電力量(kWh/年)を見る方が分かりやすいです。
実際の電気代は使用環境でも変わる
年間消費電力量は規格に基づく測定値です。
実際の消費電力量は、室温、設定温度、扉の開閉回数、食品量、周囲の放熱スペースなどで変わります。
さらに請求額は、電力会社や契約料金によっても異なります。
容量が大きいほど電気代も高いとは限らない
33Lと60Lでも月100円未満の差になる例がある
JF-U3Aは33L・114kWh/年、JF-U6Aは60L・146kWh/年です。
容量は27L違いますが、年間消費電力量の差は32kWhにとどまります。
31.75円/kWhで計算すると、電気代差は年間約1,016円、月約85円です。
この程度の差なら、電気代だけで小さいモデルを選ぶより、保存したい食品量に合う容量を優先する方が合理的です。
同じ30L台でも年間消費電力量は違う
JF-U3Aは33Lで114kWh/年、COMFEE RCD40WH1JP(E)は32Lで140kWh/年です。
容量はほぼ同じでも、年間消費電力量には26kWhの差があります。
つまり「小さい冷凍庫だから省エネ」とは限りません。
両製品のサイズや使い勝手まで含めた違いは、小型冷凍庫のハイアールとCOMFEE比較で確認できます。
電気代で後悔しない小型冷凍庫の選び方
まず必要な容量を決める
最初に、冷凍食品や作り置きをどれくらい保管したいかを考えます。
電気代を月数十円下げるためだけに容量不足のモデルを選ぶと、結局入りきらず、セカンド冷凍庫の目的を果たせません。
60Lと80Lで迷う場合は、収納量や設置サイズをまとめた小型冷凍庫60Lと80Lの比較も参考にしてください。
同じ容量帯で年間消費電力量を比較する
必要容量を確保できる候補を絞った後で、年間消費電力量を比較します。
この順番なら、使い勝手を犠牲にせず省エネ性能を選べます。
本体価格も一緒に考える
省エネモデルが必ず総額で得になるとは限りません。
たとえば本体価格差が5,000円、年間電気代差が1,000円なら、電気代だけで価格差を回収するには単純計算で約5年かかります。
想定使用年数や使い勝手も含めて総額で判断しましょう。
高価格だから必ず得、という関係ではありません。
霜取り方式や設置条件も無視しない
直冷式は定期的な霜取りが必要な機種があります。
一方、ファン式には霜取り不要の製品がありますが、本体価格、サイズ、消費電力量は機種ごとに異なります。
また、必要な放熱スペースやドアの開閉方向を確認し、設置場所に無理なく置けるモデルを選んでください。
セカンド冷凍庫は電気代を払ってでも置く価値がある?
セカンド冷凍庫は、保存量が明確に足りない人には便利です。
一方、使わなければ24時間分の固定費だけが増えます。
向いている人
- メイン冷凍室が常に満杯
- 冷凍食品をまとめ買いする
- 作り置きをよく冷凍する
- 肉・魚をまとめ買いする
- 冷凍品の保存量が多い
向いていない人
- メイン冷凍室に余裕がある
- 冷凍食品をあまり使わない
- 「何となく便利そう」という理由だけで検討している
月300円でも年間では約3,600円です。
使わない冷凍庫なら固定費が増えるだけなので、保管したい量と用途があるかを先に確認しましょう。
導入する生活上のメリットは、単身赴任でセカンド冷凍庫は必要かでも詳しく解説しています。
小型冷凍庫の電気代についてよくある質問
30Lと60Lでは電気代は2倍になる?
2倍になるとは限りません。
今回の例では33LのJF-U3Aが114kWh/年、60LのJF-U6Aが146kWh/年で、月額差は約85円です。
容量ではなく、機種ごとの年間消費電力量を確認してください。
小さい冷凍庫を選べば一番節約できる?
必ずしもそうではありません。
同じ30L台でも年間消費電力量に差があります。
まず必要容量を決め、その容量帯で省エネ性能を比べる方が失敗しにくいです。
電源をこまめに切れば節電になる?
冷凍食品の保管用途では、日常的な電源のON・OFFを節電方法としておすすめしません。
庫内温度が上がると食品を適切に保存できず、再び冷やすための運転も必要になります。
長期間使わないときは、食品を移して清掃・乾燥したうえで、取扱説明書に従って電源を切ってください。
まとめ|小型冷凍庫は電気代だけで小さいモデルを選ばない
- 現行機種の例では月300〜400円台がひとつの目安
- 容量が小さいほど必ず電気代が安いわけではない
- 本体サイズより年間消費電力量を見る
- 必要容量を先に決め、同じ容量帯で比較する
- 本体価格も含めた総額で判断する
必要容量を決め、その容量帯で年間消費電力量を比較する方が失敗しにくい。
月数十円〜100円程度の差だけを理由に、必要容量を削らないことがポイントです。
ズボラオヤジの簡単解説②
見るべきなのは本体サイズより年間消費電力量ですね。
同じ容量帯でも差があるので、ここを比較すると判断しやすいです。







